日本三大夜景、世界三大夜景というブランドは、いつ誰が決めたものか、定かではありません。調べると、1950年〜60年代にかけての日本の高度経済成長期にかけて、旅行会社が商品造成の際に発信したという説もありますが、これも確かでありません。一方、それから50年。日本はもちろん世界の夜景は大きく変わり、新たな時代へと入っています。そこで、現代における新たな世界三大夜景を認定し、世界へ発信することを目的に、一般社団法人夜景観光コンベンションビューローが創設いたしました。

2012年「夜景サミット2012 in 長崎」において「世界新三大夜景都市(通称:世界新三大夜景)」が誕生。それから9年の時を経て2021年「世界夜景サミット in 長崎」において再認定を実施。「モナコ」「長崎市」「中国」の三都市が「世界新三大夜景都市」に認定されました。今後、世界各国が持つ夜景の魅力、美しさをよりいっそう広く発信して参ります。本ブランドは日本三大夜景の基準であった「港町の夜景であること」を踏襲する一方、時代に即したものとして、「魅力ある夜景が楽しめること」「夜景観光への取り組み」を評価する新たな基準を設定しています。世界の夜景を対象に検証し、これに該当する夜景を「世界新三大夜景」として認定しています。

「世界新三大夜景認定」に向けた検証11項目

A.魅力ある夜景が楽しめること

  1. ① 対象となる都市を象徴する俯瞰的夜景が存在していること。
  2. ② 鑑賞できる俯瞰的夜景に対してアプローチ可能な複数の視点場が存在していること。
  3. ③ これら複数の視点場は対岸・対山等に分散し、それぞれが異なる表情を創出していること。
  4. ④ 視点場が整備され、安全性やバリアフリーが確保されていること。
  5. ⑤ 視点場へのアクセスが整備され、充実していること。
  6. ⑥ 対象となる都市において、夜間の観光的魅力を高める演出照明(ライトアップ)があること。
  7. ⑦ 複数の視点場において、夜間の鑑賞時間が比較的長く設定されていること。
  8. ⑧ 対象となる都市において、複数の夜景種類が混在し、鑑賞可能なこと。

B.夜景観光への取り組み

  1. ① 行政や地域団体、民間企業が夜景に対する観光的取り組みを行っていること。
  2. ② 対象となる都市において、歴史的及び文化的夜間イベントがあること。
  3. ③ 国際的な観光への取り組みに積極性を持っていること。
prosess
夜景観光コンベンション・ビューロー
  • 長崎 -NAGASAKI-

  • 長崎 -NAGASAKI-

  • 長崎 -NAGASAKI-

  • モナコ -MONACO-

  • モナコ -MONACO-

  • モナコ -MONACO-

  • 上海 -SHANGHAI-

  • 上海 -SHANGHAI-

  • 上海 -SHANGHAI-

NAGASAKI 長崎

“鶴の港”と称される長崎港を中心に、山々が取り囲むすり鉢状の地形は、長崎独自の立体的な夜景を創り出すとともに、稲佐山・鍋冠山・風頭公園などに代表される多くの視点場から夜景を楽しむことができます。なかでもオススメなのは稲佐山から見る夜景。展望台では、イルミネーションが演出する幻想的な光の空間に包まれて見る夜景にきっと魅了されるはず。「見せる夜景」から「魅せる夜景」へ。世界が認めた“長崎夜景”の美を、あなたの目で確かめてください。

長崎
モナコ
MONACO モナコ

“地中海の宝石”とも称される美しいリゾート地として有名な街。まるごと一国の夜景が楽しめる。日本では見ることがない豪華クルーザーが停泊する魅惑的なマリーナ「エルキュール港」の夜景のほか、大公宮殿やグラン・カジノなど、歴史的建造物が闇夜に浮かぶライトアップや花火など夜間イベントも豊富。

SHANGHAI 上海

香港に代わり、新たに認定された中国・上海市。黄浦江沿いに広がる世界的に有名な「黄浦公園」は代表的なスポットのひとつ。他にも、ライトアップが煌びやかな東方明珠電視塔(通称:東方テレビ塔)上海環球金融中心(SWFC、上海ヒルズ)、上海タワーなど多くの高層ビル型展望台を有する。また19世紀後半から20世紀前半にかけて建設された、西洋式の歴史的建築群による情緖豊かな夜景など、過去の遺産と未来の建築が融合した稀有な大夜景都市だ。「黄浦江夜景ナイトクルーズ」など、ナイトツアーも充実している。

上海